SSブログ

強迫性障害の治し方

強迫性障害の治し方には、「認知行動療法」と「薬物療法」の二つがあります。
この二つの治し方を併用するとより効果が高まります。

まず認知行動療法ですが、考え方や行動の枠を大きくして、不安な気持ちや落ち込んだ
状態を改善する心理療法です。
世界各国で行われている優れた治し方で、強迫性障害に対しても効果が高いです。

認知行動療法の中でも、強迫性障害の治し方では、一般的に曝露反応妨害法という
治療法を使います。
曝露反応妨害法は、外出中盗みに入られる心配や火事になる不安、また何度手を洗っても
汚れが落ちていないといった不快な考えが頭に繰り返し浮かぶ強迫観念の状態に、
患者をあえてさらし(曝露)、不安や不快な気持ちを受け入れさせ、強迫行為をしなくても
いい状況に持っていく治し方
です。

不安の弱い状態から曝露をスタートして、段階的に強度を高めていきます。
患者は最初のうち強い不安を感じます。今までその状況に悩まされてきたわけですから
当然です。
しかし、曝露を続けるうちに不安は薄れていきます。不安を受け入れるという感覚
を患者が持つように治療していきます。
やがて、強迫行為は必要ないと患者が自覚し、強迫行為をしなくなるのです。

次に薬物療法です。人間の精神の安定に重要な役割を果たす神経伝達物質であるセロトニンの機能異常が強迫性障害の最大の原因ですので、セロトニンの異常を調整する作用を持つ薬を用います。
具体的には、抗うつ薬の一種であるSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)を主に使用します。

SSRIは強迫観念と強迫行為の両方を改善する効果があり、個人差はありますが服用後、早い患者で2~3週間で症状が軽くなってきます。
SSRIを継続して服用しても症状に変化が見られない場合は、別の抗うつ薬を併用しますが、
薬物療法で効果があっても、これは他の病気でも同じですが、中断すると症状が再発することが多いので数年にわたってじっくりと治療を続けることが肝心です。

強迫性障害の克服には




[編集]
共通テーマ:健康
Copyright © 強迫性障害の克服ナビ All Rights Reserved.
当サイトのテキスト・画像等すべての転載転用、商用販売を固く禁じます

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。