強迫性障害は、しかるべき治療を受けることで快方に向かう病気です。
他の病気と同じで発症したらできるだけ早く治療を受けることが大事ですが、
症状には個人差があるので、強迫性障害を患ったと思ってもしばらくの間
放置してしまったり、なかなか病院へ行く気になれなかったりと、
受診が遅れてしまいがちです。
とにかく
早めに専門医の診察を受けることが大切です。
自分で強迫性障害だと思っても、うつ病やパニック障害など他の病気の場合も
あります。
普通の病気のように「この症状はこの病気」と想像ができるような簡単な病気
ではないわけです。
強迫性障害の治療には、薬物療法と認知行動療法が使われますが、このうち
認知行動療法は専門的なスキルが必要となるので、病院ならどこでも実施して
いるわけではありません。
一般的には、
「精神科」、「メンタルヘルス科」といった診療科名がある病院
でしたら強迫性障害に対応できる可能性があります。
その病院のホームページを見て情報を入手するのもいいですが、強迫性障害の
診察が可能かどうか電話で問い合わせるのが大切です。
強迫性障害の治療は時間を要します。認知行動療法の場合も薬物療法の場合も
通院治療が基本となりますので、通院しやすい地域の病院かどうかも選択肢の
一つとなってきます。
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強迫性障害の克服には