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強迫性障害の症状

強迫性障害の症状はいろいろあり、人が抱えるあらゆる気がかりなこと
が原因となりますが、患者に見られることの多い症状がありますので、
いくつか示します。

一つ目は、確認強迫です。
外出する際に家に鍵をかけたか、ガスの元栓を閉めたか、暖房器具のスイッチを
切ったかなどが気になり、不安になって家に何回も戻って確認する症状です。

他にも仕事が間違いなくちゃんとできたか自分に疑いを持ち、必要以上に何度も
確認することもこの症状になります。

家に何回も戻って確認していては生活に支障が出てしまいますし、仕事が間違いないか
何度も確認するのも仕事が先に進まず、支障が出ます。

二つ目は、不潔強迫です。これは、一般的には潔癖症と言われていますね。
これは強迫性障害でよく見られる症状で、手や体を洗ってもきれいになったと思えず気になり、
何回も洗わないと満足せず納得しないというものがあります。

あと、ドアノブや電車のつり革にじかに触るのが気持ち悪くてだめで、手袋をしないと
触れなかったり、洋式トイレの便座が汚くて一切入れず、和式トイレを探すといった
ケースもあります。

根本的に、自分の体が汚れる、汚染されるという強迫観念があるのです。

三つ目は、加害恐怖です。
これは、たとえば自動車の運転をしているときにタイヤが何かにのった場合、誰かをひいて
しまったのではないかという不安、恐怖に襲われ、わざわざその場所まで戻って確認すると
いうことのように、実際には人を傷つけることはしていないのですが、自分のうっかりミスで
人に危害を加えることを恐れるという症状です。

最後に不完全強迫です。
これは、机の上の物や部屋の中の物が自分が決めた形、位置、順番になっていないと
不安や恐れが出てきて、何度も確認したり直したりをするということです。

あと、食事や服を着ることなどを自分の決めた順番通りにしないと気が済まずに、
順番通りにできるまで何度も繰り返すというケースもあります。

他には、作成した書類や郵便物の宛先が間違っていないか、必要以上にとらわれて
確認を繰り返すことなども挙げられます。

物事の順番や正確さにこだわることは悪いことではないですし、実際こだわる人も
多いですが、強迫性障害の患者の場合は、そのこだわりが度を越えてしまい、
日常生活に多大な支障が出てしまう
のです。

強迫性障害の特徴的な症状を挙げましたが、これらはどれか一つを発症するのではなく、
いくつかを合わせて持つケースが多い
です。

強迫性障害の克服には



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