子供も強迫性障害になります。
といいますか、
多くの患者は子供のころに発症しています。
強迫性障害は、年齢的には10歳頃と20歳頃に発症する人が多く、
男性の場合は20歳以前に、女性の場合は20歳以後に発症すること
が多くなっていますので、男性の方が子供の頃に発症する人が多いといえます。
育った家庭環境が影響するケースが多く、
親が強迫性障害だと子供にも
影響が出て、
強迫性障害になることがあります。
親が強迫性障害でなくても、性格が厳しく反抗するなどとんでもない
ような感じだったり、完璧主義で、子供も物事を完璧にやらないと
親に叱られると思うと、
心の逃げ場がなくなって強迫性障害になってしまうのです。
子供の強迫性障害は家族や周りの人間がわかりにくいです。
子供なので自分のやっていることや考えていることが異常で、不合理な
ことがわからず、当然だと思っています。
また、自分のやっていることがおかしい、異常だと気付いても誰にも
話さずに隠してしまうという場合も多いのです。
そして、症状がエスカレートすると、家族を強迫行為に巻き込んだり、
家族とのトラブルが絶えなくなってしまうケースも出てきます。
では、親としては、子供が強迫性障害だと気付いたらどうすればよい
のでしょうか。
心を大きく広く、どっしり構えて子供に接しましょう。
子供に対して、厳しすぎたり、口うるさかったり、完璧を求めたり
していると、子供はいつも緊張して不安な心の状態になります。
そういう状況が子供にとってよくないのです。
子供が遠慮する人間にならないためにも、自分の意見、考えを主張できる
人間になるためにも、親は子供に、
大きなゆったりとした気持ちで接していきましょう。
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強迫性障害の克服には